悲劇のはじまり 自分には何の非もないのに、100万円を失った話
待ちに待った、タヒチ旅行!
2016年から3年がかりで貯めたマイルでやっと特典航空券が取れたので
(行きの航空券は申し込み開始日、2018年の1月に抑えました・・)
帰りの航空券は、予約開始日には開放される特典枠が無かったので、まずは
エコノミークラスで抑え、直前にビジネスクラスを取り直すことができました。
クルーズ ソシエテ諸島 7泊8日 | ポール・ゴーギャン・クルーズ
も申し込みして、料金も払い込み、本当に楽しみにしていました。
事前にいろいろ調べ、エクスカーションの申し込みも済ませ、出発前日の12/28まで、
年末年始のバカンスを楽しみに、慌ただしい中、仕事に勤しんでおりました。
その時は、まさか、こんな悲劇的な結末が待っているとは、まったく思いつきませんでした・・
12/29 まずは成田空港へ
12/30 無念の旅行キャンセル
12/31 やはり飛行機の出発が遅れた!!
1/2 年が明けて・・
1/3 今回の考察と教訓
1/17 現在の状況
2018 地中海クルーズ
2018年8/9~8/18まで、ローマ&地中海クルーズに行ってきました。
これから旅行記を書いていきます。
8/8 0日目 予約まで
8/9 1日目 羽田からローマまで
8/10 2日目 ローマ近郊バスツアー
8/11 3日目 バチカン観光→チヴィタベッキア(クルーズに乗船)
Seven Seas Voyager 号の紹介
8/12 4日目 アマルフィ イタリア
8/13 5日目 リーパリ島・ヴルカノ島 イタリア
8/15 7日目 パルマ・デ・マヨルカ スペイン
8/16 8日目 バルセロナ
8/17 9日目 サントロペ→モンテカルロ
8/18 10日目 モンテカルロ(クルーズ下船)→ニース
8/19 帰国
現在の状況 自分には何の非もないのに、100万円を失った話
今回のトラブルの現在の状況です。
・デルタ航空にはチェックインの際の不手際と、ダウングレードの件について、
カスタマーセンターにメールを送り、返事が来たので、現在補償について
交渉中です。
→ささやかですが、お詫びマイルをもらえることになりました。
・エアタヒチヌイにはホテル代・食事代・交通費などの伝票を送り、精算待ちで、
1月末の支払いになるとのことでした。
(日系・欧米系に比べてあまりにも処理が遅いのでブチ切れてますが、これが
南の島の処理速度なのでしょう・・・)
エージェントさん経由で、ロスのエアタヒチヌイ本体にもクレームを入れていますが
正直あまり芳しい返事はなさそうなので、今回の一件、泣き寝入りしかないようです。
気象レーダーの故障などという数年に一度の不具合が、自分の搭乗する機体で発生し、本当に運が無かったとしか言いようがありません。
天災や通り魔みたいな予測不可能のリスクなので、割り切るしかありませんが、すっかり心が折れてしまい立ち直るには時間がかかりそうです。
こんな滅多に起きないことが起きたのだから、2019年は宝くじでも当たって欲しいですね。(笑)
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) January 5, 2019
※前澤社長に詳細付きでリプライしたら、もしかしたら100万円貰えたかしら・・・(笑)
今回の考察と教訓 自分には何の非もないのに、100万円を失った話
過去3回ほど個人手配で、海外クルーズに行っており(2016 アドリア海 2017 アラスカ 2018 地中海)、その際には、リスクを考えて、すべて出航地に前泊する日程を組んでいたのですが、今回のタヒチは週2便運航で、乗り換えの無い直行便であったため、乗船手続きまで8時間の余裕があれば、まさかクルーズ船に乗り遅れることは無いだろうとの判断で、乗船当日の朝に現地に到着するスケジュールを組みました。
それが、まさか47時間遅れとは、想定のレベルをはるかに上回る遅延でした。
毎年クルーズに行くと、
・2016年 モスクワで乗り換えの際にロストバゲージで、積み忘れをくらい
2つ目の寄港地までスーツケースが届かない
・2017年 インフルエンザに罹患して、船内で3日間隔離
・2018年 台風の影響で出発が遅れ、ヒースローで乗り継ぎが遅れ、
現地に6時間遅れで到着
と、必ずトラブルに巻き込まれていましたので、今回くらい無事に旅を終えたい
と思っていましたが、残念ながらそうは問屋が卸してくれませんでした・・・
ここまで、想定外のリスクにぶち当たってしまうと、金銭的にも精神的にもダメージが
大きすぎて、しばらく旅行に出ることは難しそうです。
個人で旅行を手配することのリスクを思い知らされた、年末年始でした。
〇今回の旅行の教訓
- ツアーに行くなら、なるべく大手の旅行会社を利用しよう。
成田に飛行機が戻った時、夜の22時近い時間でしたが、JALパックやJTBのスタッフは、到着ゲートで出迎えてツアー客をきちんと誘導していました。
添乗員同行ツアーのお客さんも、添乗員がきちんと対応していました。
その他のツアー会社は、年末かつ深夜の時間帯のため、対応窓口に電話しても
つながりにくく、そういった会社を利用した人は苦労していたようです。
- 保険でなんとかなったのか?
クレジットカード(AMEXゴールド)の付帯保険も確認してみましたが、こちらでカバーされるのも遅延により発生した、ホテル代・食事代・交通費などで、遅延により受けられなかったサービスのキャンセルチャージはカバーされないようです。
「旅行キャンセル保険」
というものがあるので、こちらに入っていれば何とかなったのかどうか、
調べてみましたが、こちらは、日本発のパッケージツアーにはかけられますが、海外発着のクルーズ単体ではかけることができないようです。
よって、このような事態(飛行機の遅延による、海外発着クルーズへの乗船不能)
に対応する保険は、日本には存在しません。
もし、「この会社のこの商品であれば、こういう事態に対応しているよ」という
商品があれば、今後の旅行の際には加入を考えますので、ご存知の方は
教えてください。
年が明けて・・ 自分には何の非もないのに、100万円を失った話
クルーズの手配をお願いしていたエージェントさんから返信がきました。
「事情は事情でありますが、キャンセルポリシー上、振替乗船は不可能」とのこと
でした。
たしかに、船会社に一切の非はないし、ツアーのお客さんは全部キャンセル(行きの機内で隣に座っていた品のよさそうな老夫婦は、ワールドツアー(全11名なのに、添乗員同行!)の、お客さんでした。)なので、船会社としても今回のエアタヒチヌイの遅れによるクルーズの損害は大きいでしょうから、文句を言うことはできません。
よって、2名分 約9000ドルのクルーズ乗船料金は、すべて無駄になって
しまいました・・・
泣くしかありません・・・ 本当に辛いです。
やはり飛行機の出発が遅れた!! 自分には何の非もないのに、100万円を失った話
帰宅して、しばらくはスーツケースを開ける気にもなれず、かと言って何もしないと、陰鬱な気持ちは晴れないので、
大掃除のやり残しの網戸の張替えをしながら、大晦日を過ごしました。
代替便がどうなったのか気になり flightradar24 を見ていると、当初の離陸予定
時刻の13時になっても、便が表示されません・・
ネットを検索してみると
なにやら成田でエアタヒチヌイがやらかしてる模様…。
— 寺田直子 Naoko TERADA (@happytraveldays) December 31, 2018
こんなtweetが出てきました。
やはり離陸が、予定時刻より遅れた様子で、結局離陸したのは3時間遅れの16時でした。
これでは6:30の乗り継ぎ便には間に合わず、現地で行き詰まって可能性が高いので
出発を断念して正解でした。
代替便を利用して出発した場合、より悲劇的な結末になって、さらに深刻な
状況だったかもしれません。
2018年年末年始は、「日本にいろ!」という神様からのメッセージだったのでしょうね・・
無念の旅行キャンセル 自分には何の非もないのに、100万円を失った話
翌朝 8:00過ぎにエアタヒチヌイのHPをチェックすると、
・10:00から成田空港に対応カウンターが開きます
・故障部品(気象レーダー)の手配ができましたので12/31 13:00 に、代替便が出発します。
・ホテルに関しては連泊可能で食事代も請求可能です
とのリリースが出ていました。
とりあえずプランについていた朝食バイキングを取るため、ホテルのラウンジに
向かうも、あまりにもショックで、自分も母親もまったく食欲は無し。
ほとんど食べず、ドリンクを飲んだくらいでした。
エージェントさんから「途中乗船が可能です」との返信がきていたので、まずは途中乗船が可能かどうかエアタヒチ(国内線)の時刻と空き状況を検索。
今回のクルーズののスケジュール
を見つつ、ルートを考えながら
代替便の到着予定時刻の 12/31の AM5:00から逆算すると、
パペーテ発6:30の国内線
の飛行機に搭乗すれば、タハア島で乗船できるかもとは思いましたが、そこは一筋縄ではいかないのが、悩みどころでした・・
パペーテ(タヒチ島)から飛行機が飛んでいるのは、タハア島の横にある、ライアテア島
で、ライアテア島→タハア島の間は、水上タクシーで移動するしかなく、出発前に
その辺の手配を確実に終えておく必要があり、遅れが連鎖すると、最悪の場合、
ライアテア島で行き詰まることになります。
その辺の事情は踏まえつつ、どうなるかカウンターで相談すべく、ホテルをチェックアウトして、成田空港に向かいました。
カウンターに並びながら、周囲の人たちと話すと、ツアーで申し込んだ人たちが多く、個人手配の人たちはほとんどいなかったので、「あぁ、この人たちは旅行を断念しても経済的な損害は無いんだなぁ・・・」 と少しだけ、羨ましくなりました・・
(もちろん連休を取るのは、難しいですし、一生に一度のハネムーンを台無しにされたわけですから、お金が返ってくれば済むハナシではないですけど・・・)
昨日タクシー乗り場で出会った福岡の新婚さんにも再開、2人は2日間遅れでランギロア島に向かうとのこと。
対応してくれたのは、業務を委託されているJALのスタッフ
(相変わらずエアタヒチヌイの職員は出てこないのが、腹が立ちます)
曰く
・パペーテまでの乗り継ぎ便の予約はサポートできるが、自己負担になります。
(ライアテア島までの航空券は、保険に請求すれば自己負担無しで収まりそうでしたが・・)
その他の部分の補償に関して確認して調べてもらいましたが
・規定上、支払えるのは、ホテル代・ホテル・空港間の交通費・食事代
以外は難しいそうです。
ここで行くか行かないかの判断をかなり迷いましたが、チェックインの際のオーバーブッキングとターンバックという、通常であればあり得ないことが2回連続で起きていたので、正直言って旅行に関するモチベーションがかなり下がっていて、ライアテア島から先の交通手段の手配にも不安があったので、今回の旅行は断念することにしました。
※後述しますが、この手段を選択しなかったことは結果的に正解でした。
・リスクを回避するには、12/31のパペーテで1泊して、ボラボラ島からクルーズに乗船
という方法もありましたが、12/31 のパペーテにホテルを確保する難しさと、旅行期間が半分になってしまうこともあり、検討から外しました。
結果、成田のホテルに戻りスーツケースをピックアップして、泣く泣く家に戻ることになりました。無念の帰宅の際のスーツケースは本当に重かったです・・
こうして、楽園で過ごす予定の2018年から19年にかけての年末年始は、一転して
悪夢になってしまいました。
※1/6は母の誕生日でもあり、宿泊予定だったモーレア島のホテルには、エージェントさんから連絡もしてもらっていたので、アップグレードやノベルティを期待していました。
クルーズに関しては、ダメもとで別日程に振替が可能かどうか、エージェントさんに確認をお願いしました。
成田空港を15時前に出発し、京成成田でスーツケース回収 → 上野 から 高崎線と乗り継ぎ18時前に高崎に戻りました。
本日はまったく食欲が湧かず、帰宅してビールを軽く飲んで、ふて寝です。